年50冊小説を読まんとする若輩のblog

それ以上でも以下でもなく。

#5 「十角館の殺人」綾辻行人

読み易さ☆☆☆☆☆

面白さ☆☆☆

読む価値☆☆

 

推理小説家、綾辻行人さんのデビュー作。大学生の頃に応募した作品だそうです。

冬の山荘型の推理小説で、外部と連絡が取れず、逃げることもできない状況下で連続殺人事件が起こる話です。

 

推理小説は他のジャンルの小説とは趣向、楽しみ方が違うと思います。ストーリーや人物を楽しむというよりは、読者が与えられたヒントをもとに自ら謎を解く、パズルみたいなゲームとして楽しむものです。

普通のミステリ小説でも謎は出てきますが、その謎は読者に途中で解かれることを想定していません。むしろ途中で読者にオチを悟られてしまったら駄作もいいとこでしょう。また、謎が謎のままに終わることもありますし、人知を超える何か、超能力などが謎の中身なこともあります。

一方で推理小説は、読者がその気になれば途中で謎を解くことが不可能ではありません。しかし簡単に解かれてしまっても良質な作品とはいえないので趣向を凝らした作品となります。

 

さて、十角館の殺人は個人的に、程よい難易度の謎解きでした。ネタバレになるため詳しくは言えませんが、ヒントはしっかりと与えられており、ちゃんと考えていれば解けたと思うトリックが使われていました。一部のトリックは看破できましたが、=犯人とまでは行きつけませんでした( ・∇・)

そういった推理ゲームに興味がある方にオススメしたい作品です。

 

 

蛇足

 

 だいぶ間が空いてしまいました(汗)

大体残業とモンハンが悪い(・ω・)

 

感想を述べていきたいところですが、推理小説って面白さとネタバレが直結しているのであまり語るわけにもいかないですね…

 

ところで、先日読み終わった後でツタヤに行ってみると、本作が表紙を表にして陳列されていました。

どうやら新装版が出て古いこの作品を今になって押してきているみたいですが、その表紙がなんと、乃木坂46の女性が印刷されたものでした。

連続殺人事件の物語に見目麗しいアイドルの表紙。どういうことなの…

 

といったところで今回は終わりにしたいと思います。次はもっと早くあげたいです。